お宮参りを終えて帰宅した夜のことでした。ゆっくりしていたその時間に、夫から離婚を切り出されました。
産後まだ体も本調子ではないタイミングで、腰も痛く体もしんどい中で、頭が真っ白になったのを今でも覚えています。
誰にも相談できないまま、とにかく自分でネットを検索して、分かることから一つずつ動き始めました。
この記事では、当時の私が実際に行った7つの行動を、実体験ベースでまとめています。同じように突然のことで戸惑っている方の、判断材料の一つになれば嬉しいです。

お宮参りの後の、あの夜のことは今でもはっきり覚えています。まさかその日にこんな話をされるとは、思ってもいませんでした。
1. まず、落ち着く時間をつくる
離婚を切り出された瞬間、頭が真っ白になりました。
産後で体もしんどい中、その場ですぐに何かを判断できる状態ではありませんでした。
それでも、その場で感情的に返事をしなかったことは、今振り返ってもよかったと思っています。
夫は少し感情的になっていましたが、私は意外と冷静でいられました。
「わかった、じゃあ離婚しよう」
とその場で返事をしなかったのは、子どもたちのことをまず考えたからです。
離婚するかどうかだけではなく、
- 子どもたちの生活はどうなるのか
- 住む場所はどうするのか
- お金はどうなるのか
- 学校やこれからの生活はどうなるのか
考えなければならないことはたくさんあります。
大きな決断だからこそ、その場で結論を出さず、まず考える時間をつくる。
私にとっては、それが最初の一歩でした。



「わかった、じゃあ離婚しよう」と、あの場で感情的に言い返さなくて本当に良かったと思っています。
2. 離婚届不受理申出について調べる
心が落ち着かないまま、私が最初にしたのはネット検索でした。
そこで初めて知ったのが、「離婚届不受理申出」です。
離婚届不受理申出は、本人の意思に基づかない協議離婚届が提出された場合に、届出を受理しないようあらかじめ申し出ておく制度です。
私は離婚を切り出されてから約1週間後に手続きをしました。
まだ気持ちの整理がついていない段階で、知らないうちに話が進んでしまうことへの不安があったからです。
私の場合は、早い段階でこの制度を知れたことで、**「今すぐ離婚するかどうかを決めなくてもいい。まず考える時間をつくろう」**と思えるようになりました。
手続き方法や必要書類は自治体で確認してください。


3.収入が分かる資料を確認する
離婚について考え始めてから、お金についても確認する必要があると気づきました。
私の場合は、離婚届不受理申出の手続きをしたタイミングで、市役所で課税証明書を取得しました。
当時はまだ弁護士へ相談する前。
正直、最初から「これが絶対に必要だから」とすべて理解して取ったわけではありません。
調べていく中で、夫婦それぞれの収入状況は、養育費などについて考える際にも重要になると知ったためです。
裁判所が公開している養育費の算定表も、父母双方の収入、子どもの人数や年齢などをもとに標準的な養育費の目安を確認する仕組みになっています。給与所得者の場合は、算定表では源泉徴収票の「支払金額」が年収として用いられます。
そのため、「課税証明書だけ取れば大丈夫」ということではありません。
状況によって確認する資料は変わります。
- 源泉徴収票
- 給与明細
- 確定申告書
- 課税・非課税証明書
など、自分と相手の収入について何が分かっていて、何が分からないのかを整理することが大切だと感じています。



私は最初、「なぜこれが必要なんだろう」とよく分からないまま課税証明書を取りました。後から収入を確認する大切さが分かりました。


4. 家にある資産を確認する
役所での手続きと並行して、家にある財産についても確認しました。
私が確認したのは、
- 通帳
- 保険関係の書類
- 貴金属やブランド品など、価値がありそうなもの
- その他、家庭にある財産について分かる資料
などです。
このとき私が意識したのは、**「何が、どこにあるのかを把握すること」**でした。
財産分与では、名義だけで対象かどうかが決まるわけではありません。法務省も、夫婦の協力によって形成された財産であれば、一方の単独名義であっても財産分与の対象になり得ると説明しています。
離婚について具体的に話し始めてから、
「そういえば、あのお金はどこにあるんだろう?」
「この保険は誰の名義だった?」
と一つずつ確認するのは大変です。
私は先に確認しておいたことで、その後、自分たちの財産について考える土台になりました。
財産の「確認」と、相手名義の財産を勝手に移動・処分することは別です。個別の財産が財産分与の対象になるか分からない場合は、弁護士などの専門家へ確認してください。


5. 出来事を記録し始める
これは、今振り返って特に大切だったと思っていることです。
私が記録を始めたきっかけは、弁護士に相談したときに言われた言葉でした。
「言った言わないになったら、厳しいですよ」
その言葉が頭から離れず、その日からスマホのメモに、日々あった出来事や言われた言葉を残すようになりました。
そして今、一番後悔していることがあります。
離婚を切り出された夜の夫の言葉を録音していなかったことです。
あのときは突然のことで、録音するという発想すらありませんでした。
後から振り返ると、
「いつ、何があったのか」
「どんなことを言われたのか」
を記録として残しておくことの大切さを実感しました。
だから私は、完璧な記録を作ろうとするよりも、思い出せるうちに記録を始めることをおすすめしたいです。



あの夜のやり取りを、もし録音できていたらと、今でも思うことがあります。記録は、思い立った時にすぐ始めることが大切なんだと痛感しました。




6. 弁護士に相談する
私が弁護士へ相談したのは、離婚を切り出されてから約1か月後でした。
その1か月の間、
- 生活のこと
- お金のこと
- 子どもたちのこと
- 夫との今後のこと
いくつもの不安を抱えていました。
さらに、ネットで調べて出てくる一般的な情報が、自分の場合にもそのまま当てはまるのか分からないことも、相談までに時間がかかった理由です。
私はネットで弁護士を探しました。
実際に相談してみると、想像していたよりも明るく、気軽に話せる場所だという印象を受けました。
深刻な相談だからと身構えていたので、その雰囲気に少し救われた部分もあります。



もっと重苦しい雰囲気を想像していたので、意外と明るく相談できる場所だったことに驚きました。
相談料や相談時間、離婚問題を取り扱っているかどうかなどは、法律事務所によって異なります。
また、法テラスでは、一定の収入・資産要件を満たす人を対象とした無料法律相談制度があります。
自分だけでネットの情報を読み続けても判断できないことは、専門家へ直接確認することで整理できる場合があります。
7. 感情的に結論を出さない
最後は、1〜6すべてを経験して感じたことです。
離婚を切り出された直後は、驚き、悲しみ、怒りなど、いろいろな感情が一気に押し寄せてきました。
その状態のまま、
「離婚する」
「絶対に離婚しない」
と、その日のうちに人生に関わる大きな結論を出さなくてよかったと思っています。
私の場合は、すぐに答えを出す代わりに、
調べる → 確認する → 記録する → 専門家へ相談する
という順番で少しずつ動きました。
あの夜、感情的にならず冷静でいられたことは、今でも自分を支えてくれています。
離婚を切り出されたからといって、必ずその場で答えを出さなければならないわけではありません。
まずは自分と子どもたちのこれからを考えるための時間をつくる。
それも大切な準備の一つだと思っています。
まとめ|離婚を切り出された直後に私がやったこと
私が実際にしたことを改めて整理します。
| 私がしたこと | タイミング |
|---|---|
| まず、その場で結論を出さなかった | 当日 |
| 離婚届不受理申出について調べ、提出した | 約1週間後 |
| 収入が分かる資料を確認した | 離婚届不受理申出と同時期 |
| 家にある財産を確認した | 初期 |
| 出来事を記録し始めた | 弁護士相談をきっかけに開始 |
| 弁護士へ相談した | 約1か月後 |
| 感情だけで結論を出さないようにした | 継続 |
どれも特別なことではありません。
ただ、振り返ってみると、「知っていたから早めに動けたこと」と「知らなかったから後悔したこと」の両方がありました。
中でも今一番後悔しているのは、離婚を切り出された夜の夫の言葉を録音できなかったことです。
突然のことで頭が真っ白になっているときに、全部を完璧にするのは難しいと思います。
だから、同じような状況にいる方は、この7つを全部一気にやろうとせず、今できそうなことを一つずつ確認してみてください。



同じように悩んでいる方の、少しでも支えになれたら嬉しいです。離婚宣告日記、これからも綴っていきます。






記事内容は一般的な情報です。個別の状況による判断が必要な場合は、弁護士にご確認ください










